完全食は便秘がちな人に効果があるのか?

完全食は便秘がちな人に効果があるのか?

日常生活の変化によるストレスや、体調の変化によって便秘に悩んでいる人も少なくないと思います。お腹が痛くなる、お腹が張るなど、体の不快感が日常生活に悪影響を及ぼしてしまいます。便秘を解消するには、食事管理が欠かせません。便秘解消のための食事のポイントはいくつかあり、それらを考慮した完全食で便秘対策をすることができます。その内容について詳しく解説します。

 

サヨコ

今回は悩んでいる人が多い便秘の解消方法として、完全食の活用を考えてみたいと思います!

そもそも便秘はなぜ起こるのか?

 

そもそも便秘はなぜ起こるのか?

なぜ便秘になるのかご存知でしょうか。便秘を招く最大の原因は、不規則な食生活と言われています。忙しかったり、外食が多かったりすると、食事の時間が乱れる、栄養バランスの悪い食事になりがちです。ご自身の今の食生活を見直して、健康的な食生活に近づけることが便秘解消の第一歩となります。

便秘のメカニズムをしっかり理解しましょう

口から入った食べ物は、胃や腸に運ばれて消化されます。そこでどろどろとした状態になり、大腸へ運ばれ水分が吸収され、固体へと変化し、肛門へ移動し、排便されます。

便を大腸から肛門へ送り出すために、脳から指令が出て、大腸はぜん動運動という動きをします。これによって便が直腸まで達したときに、私たちは便意を感じます。

しかし、ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れ、自律神経が上手く働かずに脳からの指令がでないと、通常のぜん動運動が行われず、便が大腸に溜まったままの便秘の状態になってしまうのです。

便秘のときに並行して起こる症状

便秘のときには様々な症状がみられます。「便意は感じるけど、出るのに時間がかかる」「いきまないと便が出ない」「残便感がある」など不快に感じる方が多くいます。また、「お腹がはっている」「ガスがたまっていて苦しい」「お腹が痛い」のように、便がお腹に溜まっていることでこのような症状がみられます。

まれに、頭痛や胃痛のように、便秘とは関係ないように思う体の部位も痛むことがあります。これは便秘がストレスと深く関わっており、ストレス時に起こる症状が同時に起こるのが原因です。便が出ないことでイライラしてしまい、さらにストレスを感じ、よけいに便秘が悪化する場合もあります。その他、肌あれや吹き出ものができたり、体がだるかったり疲労感を感じるなどの症状も起こります。

便秘解消のポイントは何?

便秘によって、様々な症状が引き起こります。これを解消するにはどのようにすれば良いのでしょうか。便秘のメカニズムを伝えたように、大腸がしっかりと働くことで、便秘の解消につながります。生活環境や食事の内容、睡眠の時間帯などを整え、規則正しい生活を続けると、腸が正常な働きをしてくれます。

 

ユカ

なるほど!

タケル

基本的には規則正しい生活、栄養のある食事が重要ってことだね。

食事を変えることで便秘を解消できるのか?

 

食事を変えることで便秘を解消できるのか?

便秘を引き起こす要因には「不規則な食生活」「栄養素の不足」「食事量・水分の不足」などが挙げられます。そのため、便秘の原因となっている部分を改善すれば、便秘の解消への近道となります。便秘と食事の関係を理解し、不足している栄養は何か、どうしたら良いのかを具体的に紹介していきます。便秘の予防や解消は、食事を中心とした生活習慣を見直すことが大事です。

 

サヨコ

食事の観点から便秘解消の手段を探ってみましょう。

便秘と食事の関係性

便秘を引き起こす原因も、便秘を解消する方法も食事が密接に関わっています。野菜や果物、きのこ類や海藻類に含まれている食物繊維は、水分を吸収して便を軟らかくする働き、便のかさを増やしてぜん動運動を盛んにする働きがあります。日本人は食物繊維が常に不足しているので、毎日の食事でたっぷり摂るようにしましょう。

 

ケースケ

うーん、きのこ類とか海藻類ってのは意識しないとあまり食べないな…。

また、腸内環境を整えておくことは、便秘解消には大切です。善玉菌は腸内環境を整えてくれる役割があります。その一種である乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料、しょうゆやみそなどの発酵食品にも含まれています。これが不足すると、腸の中は悪玉菌が増えてしまい、便秘が悪化する原因へと繋がります。

 

ユカ

ヨーグルトは基本だよね。

他にも、ビタミンEやビタミンB群は便秘の予防・改善に役立つビタミンと言われています。これらは黄色野菜や豆類、アーモンドなどのナッツ類、いも類に多く含まれています。

このように、便秘と食事は切り離せない関係なので、日ごろの食事を見直すことはとても大切です。

便秘に良くない食事の例

続いて、便秘に良くないと言われている食事について紹介します。以外にも、お肉は便秘には良くないとされています。お肉に含まれるタンパク質は、体や筋肉をつくる大切な栄養素ですが、腸内で悪玉菌を増やす働きがあります。便秘で腸内環境を整えたいというときは、できるだけお肉中心の食事は避けましょう。

どうしてもお肉を食べたいときは、野菜や果物、ヨーグルトなども取りいれ、バランスのよい食事を心がけてください。また、柿やお茶などタンニンを含む食べ物も控えたほうが良いでしょう。タンニンは、摂り過ぎると腸の粘膜に悪影響を及ぼし、腸のぜん動運動を抑制する働きがあります。そのため、便秘気味の方は避けることをおすすめします。

 

ケースケ

外食が続くとどうしても肉とかの割合が増えるよね…。

便秘薬の飲みすぎには要注意!

便秘薬の飲みすぎには要注意!

市販の便秘薬は即効性があり、つらい便秘の症状を和らげてくれます。しかし、同じ下剤を長い期間連用していると、精神的に依存してしまったり、腸の筋力が低下してしまい、便秘が習慣的になるほか、薬の効果が効きにくくなることもあります。

便秘薬には様々な種類があるので、作用の異なる下剤に変えてみたり、徐々に薬の量を減らしていくことが必要です。薬に頼らず、まずは食生活を振り返って、簡単に取り組める食改善をしていきましょう。

完全食は便秘に効果があるのか?

 

完全食は便秘に効果があるのか?

これまで、便秘解消において大切なのは、食生活の見直しであると伝えてきました。しかし、食物繊維やビタミンなどの栄養素を毎日しっかりとるのは、意識していてもなかなか難しいかもしれません。そこで、バランスよく栄養をとりたい方にお勧めしたいのが完全食です。完全食を日常生活に取り入れることで、体に必要な栄養が含まれた、バランスの良い食事ができます。ここからは完全食のメリットについて詳しく解説します。

完全食とは何か?

完全食とは、それだけで人が一日に必要とする栄養素をバランスよく効率的に摂取することができる食品のことを言います。日本だけでなく、海外の企業から様々な商品が販売されています。

完全食は、必要な栄養を考え、計算されて作られた食品なので、私たちは食事をするときに、栄養のことを考えなくても簡単にバランスの良い食事を自動的にすることができます。

 

ケースケ

完全食は調理する時間が短いから忙しい現代人にも、栄養バランスよく摂取できる食べものだよ。完全食についてはこちらの記事を読んでみてね!

完全食に期待できること

完全食には、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維といった、健康に欠かせない栄養素が理想的に含まれています。ビタミンや食物繊維は便秘解消に役立つとされているため、完全食を便秘解消に活用することもできるでしょう。

ビタミンの摂取

ビタミンはコラーゲンの生成に使われ、さらに抗酸化作用もありので、お肌を健康的に保つ働きをします。便秘で肌荒れに悩んでいる人にもおすすめです。

食物繊維の摂取

食物繊維は完全食1食で1日摂取目標量のおよそ半分を摂取することができます。前述したように現代人は食物繊維が不足しがちです。完全食で食物繊維を摂取することでお通じを良くして、お腹の不調も整うことが期待できますね。

まとめ

 

完全食は便秘解消に大切な栄養をしっかりとることができます。

完全食は便秘解消に大切な栄養をしっかりとることができます。毎日が忙しく、料理の時間がなく理想的な食事を用意することができない人でも、栄養バランスの良い食事が出来ます。

しかし、完全食を食べるだけで便秘が解消するということではありません。腹筋を鍛える運動を取り入れたりすることも忘れないで下さい。まずは、「適切な栄養摂取」という日常生活にすぐに取り入れられる食事の見直しから始めてみましょう。

 

サヨコ

便秘で悩んでいる人はぜひ完全食を試してみてください。1日3食の全てを完全食にしなければいけないわけではありません。まずは1日1食程度から始めてみてください!