完全食で貧血を改善できるのか考えてみました
体がだるくてすぐ疲れる、めまいや立ちくらみをする、それもしかして貧血ではないでしょうか? 貧血は主に鉄が欠乏することで起こりますが、その原因として考えられるのは、偏食や栄養不足、無理な食事制限などです。貧血の改善には栄養バランスの取れた食事が欠かせません。そこでビタミン・ミネラルをバランス良く含む完全食で、貧血を改善できるのか考えてみました。
女性の方で貧血に悩んでいる人も多いと思います。今回は貧血の原因と対策、完全食を活用した予防について考えてみましょう!
貧血とはどんな症状か?
貧血はよく低血圧と混同されます。確かにどちらも朝が辛かったり、めまいや立ちくらみをするといった共通点がありますが、似て非なるものです。低血圧は単に血圧が基準値よりも低い状態のことです。一方の貧血は血液中を流れる赤血球やヘモグロビンの量が少ない状態を指します。
貧血になると体が酸欠状態に陥る
では貧血になるとどのような症状が現れるのでしょうか? 血液中を流れる赤血球とヘモグロビンは、全身の細胞に酸素を届ける重要な役目を担っています。ですから赤血球とヘモグロビンの量が減少すると、全身に酸素を十分に届けることができなくなり、体が酸欠状態に陥ります。
その結果として引き起こされる症状が疲労やだるさ、めまいや立ちくらみなのです。さらに貧血が悪化すると、脳に酸素が行き届かなくなって失神したり、心臓が酸素不足に陥って動悸や息切れを起こしたりするようになります。
最も多いのは鉄欠乏性貧血
貧血にはいくつか種類がありますが、最も多いのは「鉄欠乏性貧血」です。これはその名の通り、血液中の鉄が欠乏することで引き起こされる貧血です。なぜ鉄が不足すると貧血になるのかと言うと、赤血球の生成に欠かせないヘモグロビンは鉄でできているからです。
なるほど。貧血になる人は、鉄分を積極的に摂取するのが基本的な対策になるんだね。
女性に多い貧血
貧血は女性に多いと言われています。女性の10人に1人が貧血で、月経のある女性に絞ると5人に1人とも言われています。女性の貧血は月経が関係している場合が多いと言われています。月経のある女性は経血で鉄分を多く失うので、貧血になりやすいとされているのです。
女性で貧血に悩む人が多いのは、こういった理由なのね。
食生活の乱れが貧血を招く
貧血は主に鉄が欠乏することで起こります。その原因として考えられるのが食生活の乱れです。朝食を抜いたり、偏食をしたり、栄養バランスの悪い食事を摂っていると、鉄の摂取量が不足してしまいます。またダイエットを目的とした無理な食事制限も、鉄の欠乏を起こしやすいので要注意です。
鉄は吸収率が低い栄養素
ヘモグロビンの生成に必要な鉄はさまざまな食品に含まれています。よく知られているのがレバーとほうれんそうです。ほかにも肉、魚、大豆、海藻など鉄を多く含む食品はたくさんあります。こう聞くと「それなら鉄が欠乏することはないだろう」とつい安心してしまいますが、問題は鉄の吸収率にあります。
吸収率?
実は鉄は吸収率がとても低い栄養素なのです。鉄はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられますが、ヘム鉄のほうが吸収率が良いとされています。ところが私たちが主に口にしているのは非ヘム鉄のほうなのです。
そのため、なかなか意識しないと鉄分の摂取は難しいのです。
栄養バランスの乱れが引き起こす貧血
ただでさえ鉄は吸収率がとても低いのに、食生活が乱れていたらどうなるのでしょうか? 朝食を抜いたり、偏食をしたり、無理な食事制限を行えば、鉄が欠乏して貧血に陥りやすくなります。特に鉄の必要量が増加する思春期、妊娠、出産、授乳期、経血で鉄が失われる月経中は、鉄が欠乏しやすいので要注意です。
栄養バランスの取れた食事で貧血を改善する
貧血の改善には栄養バランスの取れた食事が欠かせません。肉、魚、緑黄色野菜、大豆、海藻などできるだけ多くの食品を毎日の食事に取り入れて、鉄をしっかり摂りましょう。とはいえ鉄さえ摂っていれば貧血を改善できるわけではありません。貧血の改善にはビタミンB6、B12、葉酸、ビタミンC、銅といった栄養素も必要です。
では、貧血を防ぐ栄養素の役割について考えてみましょう!
貧血の改善に有効な栄養素
鉄
なにはともあれ貧血の改善には鉄を摂る必要があります。鉄はヘモグロビンの生成に欠かせない栄養素です。
ビタミンB6
ビタミンB6には造血作用があり、不足すると貧血に陥りやすくなります。
ビタミンB12
ビタミンB12にはヘモグロビンの生成を助ける働きがあります。不足すると「巨赤芽球性貧血」という悪性の貧血に陥りやすくなります。
葉酸
葉酸には赤血球の形成を助け、ビタミンB12と協力して血液を造る働きがあります。
ビタミンC
ビタミンCには非ヘム鉄の吸収率を高める働きがあります。
銅
せっかく鉄を摂っても必要な場所に運ばれなければ意味がありません。銅は鉄を必要な場所に運ぶ役目を担っています。もし銅がなければヘモグロビンを作ることができずに貧血に陥ってしまいます。
貧血の改善に完全食を活用する!
貧血の改善には食生活を見直して、栄養バランスの取れた食事を摂る必要があります。そこで活用したいのが完璧な栄養バランスを実現した完全食です。ビタミン・ミネラルを過不足なく含んでいるので、毎日の食事に取り入れるだけで栄養の偏りを防ぐことができます。完全食は忙しくて食事に手間をかけられない方におすすめです。
必要な栄養素を過不足なく含む完全食
完全食は人間が生きていくうえで必要なタンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルを過不足なく含む理想の食品です。栄養バランスが完璧であり、これさえ食べていれば貧血の原因の一つである栄養の偏りを防ぐことができます。食生活に不安を感じている方は完全食を積極的に活用しましょう!
完全食についてはこのサイトで扱っているから他の記事も読み進めてみてね!
鉄を豊富に含んでいる
完全食は貧血の改善に欠かせない鉄を豊富に含んでいます。成人が1日に必要な鉄の推奨量は、月経のある女性は10.5mg、月経のない女性は6.0~6.5mg、男性は7.0~7.5gです。完全食ならこの量の鉄を手軽に摂ることができます。
例えば日本でも購入できるCOPMシリーズには、2200kcalあたり14.9mgの鉄が含まれています。これだけの鉄を摂ることができれば、鉄を多く必要とする月経中の女性でも鉄が欠乏することはまずなさそうです。
鉄分だけでなく他の栄養もバランスよく摂取できるってのはいいね。
しかも、最近だと国内でもいろんな種類の完全食が発売されているから、自分に合った完全食を選べるようになったからうれしい!
ビタミンをバランス良く含んでいる
貧血の改善にはビタミンB6、B12、葉酸、ビタミンCが必要ですが、完全食なら手軽に摂ることができます。この中で特に不足しやすいのがビタミンCで、柑橘類、いちご、ピーマン、キャベツなどに多く含まれています。ところが現代人は野菜不足の傾向にあり、ビタミンCを十分に摂れているか不安になります。完全食はそんな野菜不足を感じている方におすすめです。
例えば日本でも購入できるBASE PASTAには、1食390kcalあたり、ビタミンB6は1.1mgで1日に必要な量の約4/5、B12は1.0μgで1日に必要な量の半分弱含んでいます。また葉酸は184μgで1日に必要な量の約4/5、ビタミンCは176mgで、1日に必要な量の約1.7倍含んでいます。
まとめ
貧血とは血液中を流れる赤血球やヘモグロビンの量が少ない状態のことで、主に鉄が欠乏することで起こります。その原因として考えられるのは食生活の乱れです。朝食を抜いたり、偏食したり、無理な食事制限を行うと、鉄の摂取量が不足してしまいます。貧血の改善には食生活を見直して、鉄のほかにビタミンB6、B12、葉酸、ビタミンC、銅をバランス良く摂る必要があります。
そこで活用したいのがビタミン・ミネラルを過不足なく含む完全食です! 栄養の偏りが気になる方は、完全食から鉄を始めとする必要な栄養素をしっかり摂り、貧血の改善に繋げましょう!
貧血は意識すれば改善することができます!悩んでいる人は食生活の見直しと完全食の活用を検討してみてください!
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