スイーツ好きの方に、チョコレートと完全食で健康を維持する
必要な栄養素を過不足なく含む完全食は、健康維持に効果的で、時間がなくてもすぐ摂れるのがメリットです。一方で味のバリエーションが乏しいのが欠点です。そこでおすすめなのがチョコレートとの組み合わせです。チョコレートはスイーツの定番ですが、ポリフェノールや食物繊維をたっぷり含むことから健康に良く、完全食との相性もぴったりなのです!
チョコレートが健康的に見直されています。今回はチョコレートと健康について考えていきます。最近では完全食のチョコレートも次々に発売されていますのでレビュー記事もあわせて読んでみてください。
完全食は味に飽きてしまう‥どうしたら良いのか?
完全食は必要な栄養素を過不足なく含む理想の食品です。極端な話、これさえ食べていれば生きていくことができます。
しかし、人間には嗜好性があり、同じ食べ物ばかりではそのうち飽きてしまいます。いくら完全食が健康に良くても、食べ物に飽きておいしいと感じなければ続けることは困難です。
ほかの食べ物と組み合わせる
完全食の味に飽きてしまったり、おいしく感じなかったらどうしたら良いのでしょうか? 完全食がいくら体に良くても、味が好きでなく無理に食べ続けてもストレスが溜まるだけです。
そこでおすすめなのがほかの食べ物と一緒に摂る方法です。幸いなことに完全食は味にクセがない商品が多いので、基本的にはどんな食べ物とも合います。自分好みの組み合わせを見つけてみましょう!
まあ、そうだね。完全食はシンプルな味が多いよね。
自分の好きな味にアレンジできるっていうのも長所だったりはするけどね。
おすすめはチョコレートとの組み合わせ
もしスイーツ好きなら、チョコレートとの組み合わせはいかがでしょうか? 意外に思われるかもしれませんが、チョコレートは体に良く完全食との相性ぴったりなのです!
とはいえ違和感を持たれる方もいるでしょう。確かに一般的にチョコレートは甘くて高カロリーな食べ物です。日本では「太る」「虫歯になる」「血糖値が上がる」という悪いイメージが定着しています。
しかし、近年ではチョコレートの主原料であるカカオの健康効果が解明されていて、むしろ健康に良い食べ物として見直されているのです。
そうなの?!
チョコレートは体に良い食べ物
日本では昔からチョコレートは体に悪い食べ物だと言われてきました。「太る」「鼻血が出る」「虫歯になる」、そんなふうに両親や学校の先生に言われて育った方が多いのではないでしょうか。しかし、最近では健康効果を訴求したチョコレートが増えています。なお近年の研究で、チョコレートの主原料であるカカオと虫歯の関係は明確に否定されています。
体に悪いと言われる原因は甘味料と油脂類
チョコレートが体に良い食べ物と言われても、半信半疑という方もいるのではないでしょうか?
実はチョコレートが体に悪いと言われる原因は、カカオではなく甘味料と油脂類なのです。みんながイメージするチョコレートは甘いスイーツです。しかし、チョコレートの主原料であるカカオは糖質をほとんど含んでおらず、食べても甘く感じません。
それどころかカカオは苦味が強いので、各メーカーでは砂糖などの甘味料が加えて味を調整しています。だから完成したチョコレートは甘くて糖質を多く含み、体に悪いと言われるのです。
またチョコレートは高カロリーで食べると太るとよく言われます。その主な原因はカカオを加工する際に加えられる植物性油脂です。なおカカオにもココアバターと呼ばれる油脂類が含まれていますが、植物性油脂よりも体内に吸収されにくいとされています。
何かチョコレートは子どもの頃から虫歯になるイメージがあったけど甘味料の問題だったのか。これまではそんな説明だれもしてくれなかった(笑)。
いま人気の高カカオチョコレート
チョコレートは昔から人気のあるスイーツでいまも市場規模が拡大しています。特にいま人気が上昇しているのが高カカオチョコレートです。
カカオは苦味が強いことから、カカオの配合量が多いチョコレートはこれまであまり受け入れられていませんでした。ところがカカオの健康効果が注目され始めると、大人向けスイーツとして高カカオチョコレートの人気が高まります。
メーカーはこぞって新商品を開発し、それが健康志向の消費者から支持されて、さらにチョコレートの市場規模が拡大する好循環を生み出しているのです。
最近は、パッケージがオシャレな大人向けのチョコレートを見かけるようになったよね。
チョコレートに含まれる健康成分
チョコレートが体に良い根拠は、主原料であるカカオにあります。カカオはポリフェノールを始めとする健康成分を豊富に含んでいます。
カカオポリフェノール
カカオにはポリフェノールがたっぷり含まれています。ポリフェノールとは植物に含まれる色素で、光合成の際に作られ、紫外線などから葉や茎を守る重要な役目を担っています。
このポリフェノールが健康に良いとされる理由は、抗酸化作用にあります。抗酸化作用とは細胞の酸化を防ぐ働きのことです。私たちの体は酸素を取り込んでエネルギーに変えることで生命を保っています。ところが取り込んだ酸素のうち2~3%程度が強い酸化作用を持つ活性酸素に変わるとされています。
この活性酸素が体内で増えすぎると、血液中の中性脂肪やコレステロールを酸化させ、血管をサビつかせて動脈硬化のリスクを高めてしまいます。ポリフェノールは抗酸化作用によって活性酸素を除去し、血液をサラサラにして動脈硬化のリスクを軽減する働きが期待されています。
リグニン
カカオには食物繊維であるリグニンが豊富に含まれています。食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなりお腹の調子を整えるほか、腸を刺激して便通を促す働きが認められています。チョコレートの健康効果に整腸作用がありますが、その理由はリグニンが含まれているからです。
テオブロミン
カカオにはカフェインに似た分子構造を持つテオブロミンという有機化合物が含まれています。このテオブロミンには気持ちを落ち着かせて、集中力を高める働きが期待されています。チョコレートを食べるとリラックスできるのは、単にスイーツを食べて癒されたからではなく、このデオプロミンのおかげというわけです。
チョコレートの食べ過ぎに注意
チョコレートにはカカオ由来の健康成分がたっぷり含まれていて、体に良い食べ物として注目されています。だからといっていくらでも食べていいわけではありません。「健康に良いならたくさん食べよう」とつい考えてしまいますが、チョコレートには甘味料や油脂類が含まれていることを忘れてはいけません。
チョコレートの適量は1日200kcal
ではチョコレートの適量はどれくらいなのでしょうか? さまざまなチョコレートが市販されているので、一概に何gという目安はありません。
そこで参考にしたいのが厚生労働省が作成した食事バランスガイドです。それによるとチョコレートなどの嗜好品類は「1日200kcalまでが目安」としています。一般的なミルクチョコレートでは板の半分以下になります。
もちろんケーキやアイスなどチョコレート以外の嗜好品を食べる場合は、その分だけチョコレートを食べる量を減らす必要があります。
高カカオチョコレートを選ぼう
一般的にチョコレートは高カロリーな食べ物なので、200kcalはほんのちょっと、これでは物足りないという方が多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが健康に良いとされる高カカオチョコレートです。甘さ控えめな大人の味に仕上げているので、普通のミルクチョコレートよりもカロリーが抑えられています。
高カカオチョコレートも美味しい商品も多いよね!
チョコレート味の完全食なら一挙両得
チョコレートは好きだけどつい食べ過ぎてしまうという方におすすめなのが、最近登場した「チョコレート味の完全食」です。チョコレートと完全食を一緒に摂れるので一挙両得です。
例えば日本でも購入できるBASE BREAD、1食で1日に必要な栄養素の1/3を摂れる※完全栄養食パンとして話題になっています。そのBASE BREADの新フレーバーが「BASE BREAD チョコレート」、2020年5月18日に新発売されました。
(※完全食…栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。)
BASE BREAD チョコレートはチョコレートフラワーペーストを練り込んであるのが特徴です。
栄養バランスは従来のBASE BREADとほとんど変わりません。高カカオチョコレートほどのカカオ感はありませんが、カロリーを気にしなくてもスイーツ感覚で食べることができます。これなら飽きずに食べ続けることができそうです。
このサイトでも2種類のチョコレート完全食のレビューがあります。ぜひ読んでみてください!
まとめ
完全食は必要な栄養素を手軽に摂れるのがメリットですが、味に飽きてしまうことがあります。そこでおすすめなのがチョコレートとの組み合わせです。実はチョコレートは体の良い食べ物であることが近年分かってきていて、カカオポリフェノールなどの健康成分を豊富に含んでいます。最近登場したチョコレート味の完全食は、しっかり栄養を摂りつつ、味を楽しむことができるので特におすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回も完全食について取り上げます。お楽しみに―!
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